アフィリエイトをしていても税務調査って来るらしい…。
まぁでも税務署が来ても何とかなるでしょ?
あなたもこう思いますか?
それともまだアフィリエイトを始めたばかりで関係がないと思っていますか?
アフィリエイトで得た利益も、確定申告が必要となる所得になります。
最近は税務署でも「情報技術専門官」という役職があります。
税務署もアフィリエイトをはじめとしたネット事業の対策に本腰を入れています。
アフィリエイターの方も、税務調査が来て痛い目にあっている人も多々いらっしゃいます。
私もそのうちの一人です。
ここでは、アフィリエイト(アフィリエイター)の税務調査について説明いたします。
税務調査のポイントは3つあります。
アフィリエイトに関する税務調査は、この3つのポイントを抑える必要があります。
では、説明させていただきます。
1.確定報酬と入金のズレ
私もアフィリエイトで収益を上げていますが、確定報酬と実際の入金にはタイミングにズレがあります。
そのため、入金ベースで集計して確定申告をすると一部の報酬が漏れてしまうことがあります。
その年の正確な収益を計算するために、報酬の確定は期日を決めて計算する必要があります。
期ズレがあっても、毎年つじつまが合えば問題ありません。
申告漏れがないように、しっかり期日を毎年合わせる必要があります。
大体の場合はレポートで出力できる
大手のASPを使っていればほとんどの場合、年間単位のレポートがシステムから出せます。
私はA8・レントラックス・アクセストレードを使用していますが、いずれもレポートで年間の報酬額が出力できます。
特に11月・12月に確定報酬が発生するという場合には、入金は2月などにズレ込むので注意が必要です。
2.経費の計上がきちんとできているか?

家事按分という概念は、事業としてアフィリエイトをしている場合経費として計上できます。
雑所得としてのアフィリエイト報酬と事業としてのアフィリエイトでは、経費の計上が違ってきます。
経費についても支出した金額のうち、アフィリエイト事業にかかった経費でないと税務署には認められません。
家事按分できる経費
自宅の家賃(自宅で作業している)
携帯電話代
水道光熱費
これらの経費を100%経費に計上すると否認されます。
特に自宅の家賃は厳しく見られ、面積比による按分が求められたりします。
自宅をオフィスにしているアフィリエイターの場合は、10~20%が経費計上できる範囲となります。
アフィリエイターの一般的な経費
アフィリエイトに関する経費として一般的なものを列挙しておきます。
- サーバー代
- ドメイン代
- 参考書籍
- セミナー代
- パソコンなどの機器費用(10万円を超えると減価償却)
アフィリエイトは、初心者の場合は経費をかけずに始められます。
しかし、アフィリエイトを継続していくと、この他にも経費が発生してきます。
この他に記事を作成するコストが経費となります。
取材費だったり、サンプル購入だったりが経費になります。
経費にならない費用
こんな費用は、経費にならないので注意しましょう。
- プライベートな飲食費
- 私的な商品購入
- 家族旅行の費用
家族旅行の費用は、アフィリエイトのネタの取材のためとこじつけても全額経費するのは無理があります。
取材として行くなら、しっかり根拠を持って按分する必要があります。
また「商品をアフィリエイトのために購入したものだから経費になる」という理屈も根拠や記事を示せないと税務調査では厳しいでしょう。
例えばですが、化粧品をアフィリエイトのために購入した。
といっても、それは事業部分とプライベート部分が混在するので全額経費にするのは難しくなります。
根拠と記事を示して按分する必要があります。
税務署はバレないだろうと思っている部分もまず指摘してくると思っていた方が良いでしょう。
アフィリエイトをしていても、最初の頃は収益は微々たるものです。
ですが、アフィリエイトはある日急に報酬額が増え、確定申告が必要になることがあります。
報酬額から経費を引いた所得が20万円以下までは、確定申告不要な範囲です。
しかし、アフィリエイトの所得が20万円以上になることは多々ありますので、事前にしっかり経費管理をする習慣をつけましょう。
医療費控除やふるさと納税を確定申告する人なら、20万円以下のアフィリエイトの所得でも確定申告は必要です。
20万円以下なら確定申告不要の規定は所得税だけなので、本来は住民税の申告をする必要があります。
3.無申告は、本当に危険

アフィリエイト収入の無申告は危険です。
税金が発生するのに確定申告をしていなかった場合や、ごまかして少なく確定申告をしていた場合にはペナルティ的な税金があります。
無申告加算税・過少申告加算税・延滞税など。
特に、無申告加算税は負担が大きいので、気をつけてください。
確定申告をしないというのはリスクしかありません。
無申告なら今からでも過年度分も確定申告をしましょう。
税務署は国税総合管理システム(通称KSK)により莫大なデータベースを持っています。
収益が発生しているのに、無申告だとすぐにわかってしまいます。
確定申告をするのであれば過年度の分も併せて、収益が出た年からしっかり確定申告することをお勧めします。
税務調査対策の3つのポイントまとめ
いかがでしょうか。アフィリエイターの確定申告について説明させていただきました。
アフィリエイトの確定申告は、売上の集計と入金のズレに注意しましょう。
経費にするものも”事業に必要か”という視点を考慮して経費計上しましょう。
収益が少なくても、無申告だけは絶対にダメです!
ここでは、アフィリエイト(アフィリエイター)の収入について説明しました。
収益があがると嬉しいですが、儲かると税金も増えていきます。
納税はしっかりとして、納める税金は正しく管理しましょう。
この記事が参考になれば幸いです。